Hessen
ヘッセン州
ヘッセンは,神聖ローマ帝国時代に名づけられた称号ヘッセン方伯領(Landgrafschaft Hessen)を主に,13世紀の中世の時代から分割と統一が繰り返されてきた地域です。
北部のカッセルには,カール辺境伯がなだらかな丘を利用して創ったヨーロッパ最大の公園があります。
ヘッセンよりもフランクフルトの方が知名度が高いでしょう。ここでも最大都市フランクフルトではなく,小さな保養町ヴィースバーデンが州都です。フランクフルト空港周辺に広がる工業地帯を廻ると意外に思えますが,ヘッセン州はドイツ全土で最も緑地が多く,総面積の約40%を占めています。特に,標高数百メートルまでの低い山々が多いので,西ドイツでは平野が広がる光景が当たり前と思い込んでいた身には,とても新鮮に写ります。グリム兄弟が人生の大半をヘッセンで生きたのも分かるような気がします。
また,ドイツの中心は,ベルリンでもミュンヘンでもなく,地理的にも交通の便からも中心的なフランクフルトと言ってもいいと思います。
人口: 600万人
州都: Wiesbaden(ヴィースバーデン)
>>> ヘッセン州の公式サイト
>>> ヘッセン州観光局の公式サイト
フランクフルトとヘッセン州

雄大なラインが育んだ郷土料理
ライン川を挟み,両河畔に切り立った丘が延々と続いていますが,似て非なる地域で料理は大きく異なります。住民の好みなのか伝統なのか分かりませんが,食材は同じです。ジャガイモ,ザウワークラウトとソーセージや煮込み肉の大盛り,オニオンパイ,葡萄やりんごの生絞りジュースなどです。
フランクフルトをはじめとする南部ヘッセン地域ではアップルワインが有名ですが,料理も Apfelweinkneipe(アップルワイン・パブ)と呼ばれる居酒屋のような食堂で出されるメニューが典型的な郷土料理です。女性ひとりでは行きにくいかも知れませんが,飲兵衛が周りの人に迷惑をかけるような雰囲気ではなく安全なので,女性だけでも楽しめるはずです。
また,ヘッセン州の平野地域やライン河畔の田舎にいったら,ぜひ素朴な味,現地の新鮮な食材を用いた昔ながらの料理を味わいたいものです。
試したいヘッセン料理:

皮ごと食べられる新じゃがに香草・ヨーグルトなどを和えたグリーンソースやゆで卵が付いただけのシンプルな料理ですが,じゃがいもの味が引き立つので,じゃがいも好きはぜひ。

ドイツ全国で食するようになりましたが,もともとはヘッセン地方の郷土料理。Kasseler(カスラー)と似ていますが,カスラーは塩漬け後に燻製が行われています。

牛肉ソーセージもドイツ全国にありますが,ヘッセン地方のフランクフルターが一番有名です。牛肉100%の生肉を冷水処理した後に,熱を加えてありますが,加工方法はいろいろあります。 辛子または西洋山葵を付けて,黒パンと共に食します。