
● シュトゥットガルト
すべて10年ほど前の記事をそのまま掲載していますのでご諒解の上・・・
Markthalle - マルクトハレ
シュトゥットガルトの町の中心で愉しむ南ドイツの食材
館内面積5000平米 - アールデコ様式の保存建築物に約50店舗

1階は食材の個人商店,半地下と2階は日用品ながら良質なブランド風の出店です。
ただ,周辺の農家から新鮮な食材を運んでくる昔ながらの市場ではなく,デリカテッセンや有機野菜など,グルメ好みの食材が多く,一般的な食品もやや値段は高い感じがしました。日本で言えば,中規模程度のデパートの地下食品売り場のようですが,大きな呼び声は聞こえません。それでも,静かな活気はあります。ですから毎日のおかずの買い物の場ではないので,ドイツの庶民的な買い物客はほとんど見かけませんが,観光客ならもちろん,シュトゥットガルトに住んでいる人でも時々行くには十分な魅力があると思います。
食材屋では,イタリア,スペイン,バルカン,ペルシャ,インドなどのデリカテッセンを除くと,やはり南ドイツ地方の郷土料理の食品が多いようです。パン屋さんや乳製品専門店(チーズなど)なども魅力的ですが,日本の人たちにはイタリア・スペインの惣菜や(端っこの裏で見過ごしそうな)魚屋さんの方が人気を呼ぶような気もします。
一般の店では安く求められる中華料理品やインドカレーなどが,結構いい値段で並べられているのも見たので,買い物をされるならぜひモノを見極めてから。
終了時きっかりに手で鳴らす鐘の音が館内に響き渡るのは,とてもノスタルジック。
1914年開業といいますから,昨年は百年記念祭などが催されたのかも知れません。
また,2階には日用品の出店と並び,安くはないけど気取らないレストランもあったので,次回はバルコニーから市場を眺めながらシュヴァーベン料理をぜひ賞味したいと思っています。
いずれにしても,買い物目的ではなくても,ドイツ生活の一角を垣間見るのは勿論,ぶらりと覗くだけでも楽しいと思います。また,隣りのシュロスプラッツでも青空市場や蚤の市がときどき開かれるので,シュトゥットガルトの駅を降りた後,特に目標がなければこの辺りに徒歩で向かうのはお奨めコース。
住所:
Markthalle
Dorotheenstr. 4
70173 Stuttgart
>> Website
営業時間:
月-金: 7.30 - 18.30 h
土曜: 7.00 - 17.00 h
日曜休業

シュトゥットガルトの今を表すイメージはこんな感じでしょうか? シュトゥットガルト中央駅および市内への鉄道アクセスをすべて地下に入れる都市計画 STUTTGART21 が市民投票で決定されたのはいいのですが,町の中心の大工事はしばらく続きます。

シュトゥットガルトといえばダイムラー・ベンツ。近代社会と人々の生活を大きく変えた移動媒体の発祥の地として,次世代に向かう技術関連企業が集中しているのもシュトゥットガルトと周辺地域です。

坂のある町,それがシュトゥットガルトです。多くのドイツの町々では,きれいな景観にもかかわらずしっくりこないことがよくあります。海や川なども安らぎを与えてくれますが,平坦ではない地形の方が心が落ち着くという日本人も多いのではないでしょうか。

どこの国でもスーパーマーケットに押され,市場はなくなるか,あっても細々とした感じの町が多いのはドイツも同じです。シュトゥットガルトも例外ではないのですが,町の中心に歴史ある大きな常設市があるのは観光客にとってもうれしいスポットです。
>>> Markthalle

好みを抜きにしても,南ドイツ地方の方が料理が繊細な感じがするのは気のせいでしょうか。バイエルン地方料理のように重厚ではなく,他の多くのドイツの地方にみられる大雑把さもなく,土の香りがする食材を用いて「手」でしっかりと作っている雰囲気です。さらに素晴らしいのはワイン。ぜひ地ワインを賞味してください。

「中世の時代の石畳を歩きながら,古い建築物の間の散策で想いに浸る」雰囲気を持ち合わせていないのも,残念ながらシュトゥットガルト。住んでいる人たちからは「いやこんな良い一角がある」と言われそうですが,シュトゥットガルト中央駅から徒歩で簡単に行けないと,観光客にはちょっと大変。