ドイツのホテルの等級システム
ヨーロッパの宿泊施設では,昔から「星」というのが質の目安になっています。
20年ほど前まではドイツには星ランクはなく,フランスも4星が最高だったと記憶しています。
欧州統合に伴ってかどうか定かではありませんが,現在はほとんどの欧州諸国で星によるホテルの等級付けが行われています。ただ,各国の星付け条件がどの程度同じなのか,これも定かではありません。
星による等級は,公的機関が全ホテルを調べているわけではなく,ホテルから申請が出されてから条件に準拠しているかを検査します。したがって,無名の星なしホテルが,もぐりまたは低級ホテルとは限らず,十分に良いホテルである可能性もあります。観光局や観光ガイドブックなどのリストも同様です。「料金が高いから登録しない」と言うホテルのオーナーに,何人も会ったことがあります。
また,民宿や個人経営の宿屋には公式なランク付けはこれまでありませんでしたが,計画は進んでいるようです。(注: 私的な機関によるランク付けは有り)
インフォメーション:
ドイツ・ホテル・レストラン協会 DEHOGA
ドイツのホテル等級
ツーリスト・ホテル(1つ星)
- 全室にトイレ,浴室(バスタブまたはシャワー)/WC
- 全室にリモコン付きカラーテレビ
- 毎日掃除された部屋
- レセプション(ファックス機器付き)
- 宿泊客が使用できる電話
- 朝食
- 飲み物の販売
- 荷物の預け
スタンダード・ホテル(2つ星)
- ビュッフェ式の朝食
- ベッドランプ
- バスタオル
- クレジットカードによる支払い
コンフォート・ホテル(3つ星)
- 14時間勤務で英独語ができるレセプショニスト(24時間連絡可)
- レセプションで座ることができ,必要に応じてラゲッジサービス
- 室内の電話
- 室内で飲み物のオーダー可
- インターネットアクセス(室内またはホテル内)
- バスルーム暖房,ヘアードライヤー
- 姿見鏡,荷物置き
ファーストクラス・ホテル(4つ星)
- 18時間勤務で英独語ができるレセプショニスト(24時間連絡可)
- ロビー,ホテルバー
- 朝食を含むルームサービス
- ミニバーまたは24時間のドリンクサービス
- 室内ソファー
- 要望に応じてバスローブ,スリッパ
- 室内インターネットアクセス
- レストラン
ラグジャリー・ホテル(5つ星)
- 24時間勤務で数カ国語できるレセプショニスト
- ドアマン
- コンセルジュ,ホテルページ
- レセプション・ホール,ドリンクのオーダー可
- 室内にウェルカムサービス
- ミニバーおよび24時間の食事・ルームサービス
- 飲室内にPC,金庫
- アイロン,靴磨きサービス
- 夜のベッドメイク

ラグジャリー・ホテル(5つ星デラックス)
星のランク付けには入っていないようですが,トップ・オブ・ザ・トップスを強調するために,さらにスペシャルのマークが付いています。
「金は問わないから最高を」という方,または「間違いが許されないような」お客様なら,このマークを選ぶと間違いありません。
こんなホテルに「まかり間違って」泊まる機会があったら,できるだけ長い時間ホテル内にいて,施設やサービスなどを十分すぎるぐらい利用しないと,逆に損です。

Comments powered by CComment